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放蕩息子を応援

我が家には、浪人中の放蕩息子がいる。一人。
忠告も聞かず、天王山と言われる高校三年の夏休みを、秋の学校祭の準備に注ぎ込み、この事態と相成った。
 
この放蕩息子、先日の模試もパッとしなかった。
「よくクサらないね~」と言ったら、ニッと笑って言った。
「応援してもらってるから」。
 
入れる大学に妥協することもなく、
「親がバカだからこの程度」という真実にも触れることなく、
「浪人させてもらって感謝してます」と笑いながら、
淡々と勉強に精を出す。
 
「放蕩息子」という言葉は、一般には「親不孝息子」、くらいの意味で使われる。
だが、聖書に出てくる本当の放蕩息子は、ちょっと違う。
裕福な家に、二人の息子がいた。
弟が父親に、自分の相続分の財産を欲しいと要求する。
承諾した父親が財産を渡すと、彼はそれをお金に換えて出て行ってしまう。
放蕩の限りを尽くして遊び暮らし、お金を使い切ったころ、その地方を飢饉が襲う。
飢えた彼は、そこで初めて思う。
父のところに頭を下げて行こう。
「息子の資格などないから使用人として働かせてください」と、お願いしようと。
だが、まだ遠くにいる息子の姿を見つけた父親は、走り寄って抱きしめる。
「もう息子と呼ばれる資格などありません」という息子の言葉など聞かず、
きれいな服を着せ、指輪と履物を持ってくるよう召使に命じる。
そして帰ってきた息子のために、祝宴まで開いた。
 
そう、放蕩息子とは、どんなに愚かな過ちを犯しても、親に許され、
もろ手をあげて受け入れられる息子。
愛されてやまない息子のことなのだ。
 
なかなか、第一志望に大手をかけられない我が家の息子。
大人は、「夢だけ見ては食べていけない」なんて言いたがる。
だけど今は、
夢だけ見て突っ走れ。
放蕩息子。。。
 
 
 
 
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