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妖怪人間ベラに叱られた記憶

私は、妖怪人間ベラに叱られたことのある、数少ない人間である。
眼光鋭く、エラははり、口は大きく、その恐ろしさといったら。
あの時の恐怖は、何十年も経った今でも、忘れられない。
 
妖怪人間「ベラ」とは、私の短大の名物司書の陰のあだ名だった。
学生への厳しさには、まったくひるむものがあった。
叱られた理由は、私が図書カードに書いた数字の8が、
上の○の方が大きいという理由だった。
 
今、図書館の多くの司書は、正規職員ではない。
公立でも私立でも、多くは派遣社員やパートで仕事をまかなっている。
公立の図書館のサービスカウンターで文句をいう人を見かけたことがあるが、
それは体力と気力の無駄遣いだ。
彼女たちにいくら文句を言っても、彼女たちには何の権限もない。
ましてや「だから公務員の仕事は」などとは論外。
公務員どころか時給数百円、もしくは千円前後で雇われた人たちなのだ。
生涯学習とか、ゆとり教育のための調べ学習などと言われてきたが、
それを支えていく現場は、正規職員がどんどん減らされ、
サービスと知識の積み重ねが難しくなっている。
 
ベラ司書のような怖い司書は、今ではいないことだろう。
パートや派遣では、雇われている学校の学生を
こっぴどく叱るなんて、できないに違いない。
 
妖怪人間のアニメは、本当に怖かった。
だが、見ていると同情する妖怪だった。
実写版で復活するらしい。
実写版の妖怪家族は、かっこよすぎ、美しすぎ、かわいすぎる。
昔見たアニメに比べたらね。
 
これから「ベラ」と呼ばれる司書は、さぞきれいな人になるだろう。
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