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金木犀の地図

花よりも先に、香りで開花の時期を知る。
金木犀は、いつもそうだ。
あの、米粒ほどのオレンジ色の花から漂っているとは、信じられない豪華な香り。
もう金木犀の時期になったと、時を知らされる。
 
記憶に間違いがなければ、作家の野呂邦暢氏だったと思う。
金木犀の地図が心の中にあると、何かのエッセーに書かれていた。
どこの角を曲がれば香り、どこの家の前で香るという、香りの地図。
 
最寄駅のホームに立つと、毎年この季節には金木犀の香りがする。
香りが漂ってくる先を、いまだに特定することができない。
私の金木犀の地図は、完成しそうにない。
 
 
 
 
 
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