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愛よりチョコを―草食系息子

「愛は盲目」というのは、脳科学的に正しいそうだ。
河合隼雄・茂木健一郎共著「こころと脳の対話」(新潮文庫)で読んだのだが、
相手を批判的に見る領域は前頭葉にある。
好きな相手を目の前にすると、前頭葉の批判的領域の活動がオフになるらしい。
 
私たちのもとに、息子が一人、すくすくと育ちつつある。
 
彼が小学一年の時、同じクラスの女の子に誘われたと言って、
公園に遊びに行った。
夕方、しょんぼりして帰って来た。
誘ってくれた女の子が、怒って帰ったという。
理由は、息子が公園内にいるほかの友達とも遊んだから。
息子は、女の子が怒った理由がわからなかった。
だって、カブトムシもクワガタも、両方好きでしょ、男の子は。
みんな、仲良し。
 
小学校高学年になって、
引っ越して行った女の子が息子に電話をかけてくるようになった。
息子は、電話口で「なに?」を連発していた。
「なに?」とは、「用事はなに?」の意味。
用事がなくて電話をかける理由が、息子には理解不能だった。
ほどなく電話はかからなくなった。
 
中学では、バレンタインデーに20個くらいチョコをもらってきた。
女の園のジャズ部に所属した息子は、
愛や恋のカケラもない、友チョコのカケラを山ほどいただくのだ。
チョコをくれた女の子の中に、超かわいい女の子がいた。
あんなかわいい女の子があなたを好きになってくれたらな~と、息子に言った。
「だって、かわいい赤ちゃんが生まれるじゃん」とも言った。
息子は白目をむいて叫んだ。
「ちかん へんたい えろ~っ」。
…誰が、へんたい なんだ?
 
高校に入ると、息子はバンドを組んだ。
バンド仲間が、息子のジャズ部の後輩の女の子を、
バンドに誘ったという。
後輩の女の子は超美形。
私はニヤニヤして言った。
「はは~ん、後輩ちゃん、きれいだから誘ったな」。
息子は真っ赤な顔をして怒鳴った。
「あいつはそんな奴じゃないっ」。
…きれいな女の子に声をかけると、逮捕でもされるのか?
 

 
 
息子は、すくすくと育ちつつある。
ぬくぬくと、草食系男子に育ちつつある。
こんな息子でも、私はかわいい。
 
「愛は盲目」というのは、
脳科学的に正しいのだ。
まぬけな息子でも目の前に座ると、
前頭葉の働きが悪くなり、
批判できなくなる。
 
 
 
 
 
 
<今年は私のママ友からのチョコだけ。
でも、婆婆りんチョコには愛がたっぷり>
 
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コメント

非公開コメント

No title

わかります。小学校3年の息子も今日のバレンタインチョコを多少なりとも期待してた様子。
好きな子の名前を聞くと…恥ずかしそうに…こっそり教えてくれる。
(*μ_μ)いやん可愛い…
でもチョコを手にする事もなくママからのチョコを食べた息子
いつの日か好きな子が出来、ママからのチョコをうとましく思う日が来るのかなぁ…嬉しいようなジェラシーを感じますね♪
140?になる体格は3年には思えないでも心はまだまだ可愛い幼稚園並み
早く大きくなれと想いながら…まだまだ手元に置きたい…
バレンタインディでした
息子と沢山のチョコを貰う日を楽しみに過ごしたいと思います
ひーさんの息子さんも…きっとお母さん大好きなんでしょうね♪
(〃^ー^〃)

No title

アラフォーのロンさん、ありがとうございます。
息子って、ほんとにかわいいもんですよ(#^.^#)
いくつになってもね。
女の子のお母さんは同学年の男の子を「バカじゃない?」って思うらしいけど、単細胞でまぬけなとこが、かわいいのですよ^^;

でも、ロンさんのお子さんは、うちと違ってすぐに彼女ができちゃうことでしょう。小学3年で140なんて、大きいですね♪
小さいうちに、蜜月を楽しんでくださいね(*^_^*)

No title

息子さん、すくすくと育っていらっしゃるのですね!

微笑ましいです。

脳科学の見地から言うと、前頭葉の働きが怒りの感情をコントロールするのでしたね。
私も、茂木先生の本を読みました。

息子さん、可愛いものなんですね!!

No title

エビらーのまさえ0504さん、ありがとうございます^m^

息子はまぬけでかわいいです^^;

とはいえ、息子しかいないのでこう書いたのです。
娘は別のかわいさや、母子の信頼関係があるようですね。
娘がいたら、一緒にお買い物に行ってみたいな~と、若いお嬢さん連れの親子を見るとうらやましく思えますよ♪

No title

わが家では、バレンタインデーというと思いだす事件があります。8年ぐらい前のこと、うちの一番下の息子が小学生3年ぐらいのとき、彼が留守のときに、突然女の子が家に訪ねてきて、長男が出た。「M君いますか」と聞かれ「今、いない」と言うと、その子は、「じゃあこれ渡してください」と行ってしまいました。
ここで問題は、長男がその子の名前を聞かなかったことでした。
帰って来た次男は、誰だかわからず、長男は、名前を聞かなかっただけでなく、顔の特徴もおぼえていない。
いったい誰だったのか。この8年間、今だに語りぐさとなっていて、そのたびに長男が家族全員から攻められています。
ただ当人は、おそらく今でも、その時、胸を少しキュンとさせながら食べたチョコの味は忘れなれないのではないかと思います。

No title

初めまして
いつも楽しみにブログ拝見させていただいてます。

息子さんまだまだ純情なんですね!
母にとってはそんな時が本当にかわいいかも!
うちの娘たちは、日、月と山のような友チョコを作ってました。
私はそれに振り回されてました。
本命チョコは一つもなし。これも親としてはちょと残念!
でも、こんな時がかわいくて親としてはいいのかも・・・

これからもブログ楽しみにしてます♪

No title

TABIBITOさん、ありがとうございます。
なんというか、かわいらしく、ちょっぴり切なく、家族の思い出となるエピソードですね。
弟さんも胸キュンだったかもしれませんが、ある意味、お兄さんも胸キュンだったかもしれませんね。複雑に(*^_^*)
失敗も、今となっては懐かしく、素敵な思い出でしょう(^^)

No title

もんちゃんママ さん、はじめまして(#^.^#)
ご訪問と、コメントありがとうございます。

息子は純情というより、明らかに不器用な気がします^^;
ま、それも息子の個性なのだと、いいように思うことにしているのですが。。。

お嬢さんだと、友チョコたくさん作られるのですね。
みんな交換しているようですね、女の子は。
でも、お母様がご存知ないだけで、本当はこっそり本命もひとつぐらいはあったのかも…(*^。^*)
あってもなくても、かわいらしいドラマが作られるバレンタインデーです♪

ふつつかものですが、これからもよろしくお願いいたします☆

No title

息子さんのイメージ、なんとなく浮かびます。というより勝手に想像してニヤニヤして読みました(失礼)

草食系の優男サンも最近は多いようで、そしてまたそういうほうがいいという女子も。

前頭葉の批判的領域をオフにして見てあげれるのも母親の役目かもしれないですね。

うちは女の子だけ3人でしたから、バレンタインチョコをめぐるドキドキした騒動はなかったような。親が気づかないだけで、誰かに上げてたかもしれませんが。
娘達の頃は、今ほど「友チョコ」とうのはなかったです。異性に渡すというのは「本命」だったのです。

No title

コスモスさん、ニヤニヤしていただき、ありがとうございます
(*^。^*)
私もよくニヤニヤして息子をからかい、嫌がられています^^;

前頭葉をオフにして、親ばかで子どもを育てるから子どもはすくすく育つのだと思いますね。本当に、母親の役目だと思います。

子どもたちの本当のバレンタインの出来事は、親が知らないところで起こっているのかもしれませんね。
コスモスさんのお嬢さんたちも、ドキドキがあったかも(*^_^*)
うちも、あったらいいな~と、期待だけするのですが(#^.^#)