風のように花のように♪
「ひーさんのようこそブログ」花とお散歩、そしておいしいもの♪
家族
悲しいほどお天気ランチ
関東では雪のニュース。こちらは昨夜からの雨のあと、昼から青空。悲しいほどお天気の真昼、私たちは重苦しい空気をまとって歩いていた。ふさぎこんだ息子を、ランチに連れだしたのだ。 生まれながらに病気をいくつも持って生まれた息子は、神様から身体的なお恵みをあまりもらえなかった。でも、底抜けに明るい、常に安定した気分と、頑張り屋さんの性格だけは、内面的に恵まれて生まれついた。 そんな息子が、センター...
物語―出会いから
地図がわからずに地理を聞く怪
私の職場にかかってくる電話でもっとも困るのに、地理のお問い合わせがある。簡単に言えば、「○○への行き方」の電話。職場は、とある団体の公的機関となっているため、電話番号がオープンにされており、仕事に関係することも、関係しないことも、あらゆる電話がかかる。世の中の人は、誰でも電話をかけていいところは、どんなことでもかけていいと思っている。 先日は、電話を取ると、「○○へ…いんだけ…がわから…」。何度も何...
家族
つわものどもの「犬山ハーフマラソン」戦利品
ダイエットのために各地の道路を走り回っている夫が、今日は「読売犬山ハーフマラソン」に出場した。 少し前、夫に「つわもの男子」というハガキが届いていたので、いつから「つわもの」どもの仲間入りをしたのか不思議に思っていた。夫は面白いが無口でおとなしく、「つわもの」にはほど遠い。 マラソンから帰って来た夫の、参加者名簿をみて納得。マラソンの自己申告タイムによって、スタートをずらすのだ。「つわもの...
物語―出会いから
裸の載った本より哲学本を心配する日本の親
とある教育施設の方から、この地方の有名大学から哲学科がなくなっていることを伺った。なくなった理由は一つ。哲学では就職ができないからだ。日本の親は、年頃の男の子の部屋に、女性の裸の載った本があっても心配しないが、哲学の本が並び始めるとオロオロするという。 今、大学は資格系の学部・学科が大人気。医・薬系、教育系。それから就職に有利と言われる理系。理系の中でも工学や情報に学生が集まる。息子が行きたい...
風景
「梅一輪」を探しに
そろそろ、梅の花の便りが聞かれるころかと思い、近くの植物公園に行ってみた。陽射しはあたたかいけれど、外に出たら思いのほか寒かった、先週の日曜日。 公園内は、ほとんど真冬の景色。 <赤い実はピラカンサ> 赤いピラカンサが鮮やか。 で...
家族
愛よりチョコを―草食系息子
「愛は盲目」というのは、脳科学的に正しいそうだ。河合隼雄・茂木健一郎共著「こころと脳の対話」(新潮文庫)で読んだのだが、相手を批判的に見る領域は前頭葉にある。好きな相手を目の前にすると、前頭葉の批判的領域の活動がオフになるらしい。 私たちのもとに、息子が一人、すくすくと育ちつつある。 彼が小学一年の時、同じクラスの女の子に誘われたと言って、公園に遊びに行った。夕方、しょんぼりして帰って来た...
物語―出会いから
ある新進気鋭の科学者の話
とても話術の巧みな知人から聞いたお話です。 フランスでのお話。とある若者が、電車に乗ってきた。ふと座席を見ると、年取ったおじいさんが電車に揺られながら、ぶつぶつとロザリオのお祈りをしている。ロザリオは、数珠のように珠がつながっていて、一回お祈りをすると珠を一つ繰る道具。 若者はおじいさんに言った。「おじいさん、ロザリオなんて古代の遺物だ。そんなお祈り、おやめなさい。今はねえ、科学の時代なん...
文学・ブンガク
親死に、子死に、孫死ぬ
先月、知人を見送った。少し、気持ちが落ち着いたので、そのことを書こうと思う。 亡くなったその人は、教員を定年退職された後、地域のために無償で働いてきた。腰の低い、物腰の穏やかな方だった。私のようなよそ者にも、気さくに声をかけて下さった。 お通夜にもお葬式にも行くことのできなかった私は、お通夜の前日、お悔みに伺った。応対して下さったのは、控えめで落ち着いた奥様と、聡明さを目にたたえたお嬢様。...
風景
雪の降らない地方の雪の思い出
豪雪地帯では、雪害の深刻なニュース。除雪での事故や、建造物崩壊、車の立往生。あらためて、しんしんと降る雪の、本当の怖さを知らされる。 先週、太平洋側でも雪が降った。こんな時期に不謹慎だと思われるかもしれないが、雪がめったに降らないところで育った私は、雪景色には心躍るものがある。 九州の故郷で、雪だるまを作れるほどの雪が降ったのは、18年間で数回しかなかったと思う。そこで降る雪は、あられのよう...
家族
夫の2012大阪ハーフマラソン
「完走できた?」とメールしたら、しばらく経った後、「できた!」と返信。私からのメールが届いたときには、寒さに震えながら、手荷物が出てくるのを待っていたそうだ。 1月29日の日曜日、2012大阪ハーフマラソンに出場した夫。大阪は大変な寒さで、走る前も、走った後も凍えたらしい。 「おかえり、パパりん」と玄関で迎えると、「ただいま、婆婆りん」と答える夫。かくも美しき妻になんという暴言。不可解な言動おび...