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浪人生息子のピアノ調律

一年ぶりに、ピアノの調律師が来た。朝からてんてこ舞い。何がかというと、浪人中の息子の部屋の掃除である。私が一年間足を踏み入れていなかった、息子の部屋。「ほこりで人は死なない」がモットーの我が家ではあるが、このほこりでは死ぬかもしれないと思った。 息子が3歳になったとき、初めての習い事ととしてスイミングに連れて行った。水が怖くて大泣きした息子は、帰り道、小さい声で私に言った。「ぼく、ヤマハに行き...

季節はずれの木蓮の花!?

冬の寒さが一番厳しいころ、葉っぱを落とした木蓮の枝に見つけるつぼみ。こんなに寒いけれど、しっかり春は近づいている。毎年、木蓮のつぼみを見つけるとほっとする。 ところが、秋の紅葉も盛りはこれからの季節。冬の厳しい寒さはこれから。それなのに、職場の給湯室の窓から見える木蓮に、なにやらとがったふくらみが…。昨日みつけたこのつぼみのようなものは!?まだ木蓮の丸い葉っぱもしっかりついている。この地方では...

ダ・ヴィンチを見に静岡へ(2)

今週火曜日に、静岡市まで「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展を見に行った。日本初公開の作品がとても多く、楽しみにしていた展覧会だ。圧巻は、「モナ・リザ」群だ。ダ・ヴィンチの追随者たちが、数多くの「モナ・リザ」を残しているのだが、今回は、もうひとつの未完の「モナ・リザ」ではないかと言われている「アイルワースのモナ・リザ」をはじめ、多くの「モナ・リザ」が一堂に展示された。        (静岡市美...

ダ・ヴィンチを見に静岡へ(1)

レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会があるということで、新幹線に乗り、静岡まで行ってきた。場所は、「静岡市美術館」。静岡市は、初めて。静岡の方には大変失礼ながら、都会で驚いた。(ごめんなさい)駅前に降り立つと、立ち並ぶビルの一角に、目指す「葵タワー」が。ここの3階が同美術館になっている。 これだけ大きな展覧会だから、長蛇の列だろうと思い、開館の10時少し前に入口に着いた。あれっ!?         ...

ハート模様のタネ実る

今年もハート模様のタネが実った。春先から、我が家は「悲喜こもごも」、というより「悲悲こもごも」。いろんなことがあって、種まきが遅れた。でも、こんな晩秋になっても、ハート模様のタネをしっかり実らせてくれた。このタネのぬしは、風船かずら。 息子が小学生のころ、たぶん3年生か4年生くらいだったと思う。近所の男の子の家に遊びに行って、譲ってもらってきたのがこのタネだった。後でお友達のお母さんに聞いたとこ...

脳梗塞義父の人生の質

脳梗塞で入院していた義父が退院した。六月に救急車で運ばれた時には、言葉もうまく出ない状態。右半身に麻痺があった。今は、普通にしゃべることができ、右半身の麻痺は残るものの、状態の良いときには何とか、ではあるけれど、お手洗いに行ける程度。二度目の脳梗塞ということを考えれば、良く回復したと思う。義父の場合、病院の指導では、徹底した薄味での食事を勧められた。家族が薄味の食事を用意するのは、もちろん言うまで...

音楽家というものは

女性二人のジョイントリサイタルへ行った。場所は、とある小劇場。ソプラノとメゾソプラノのリサイタルだった。 以前、コンサートホールの方から聞いたことがある。音楽家は、とても気が強い。ソロをとっている人など、自分のミスでもバックのオーケストラを睨みつけるくらいの気性だと。確かに、仕事で絡む声楽家の方たちには、他人の失敗に手厳しい一面がある。そしてまた、美しい。凛として、美しい。 プログラムは、...

秋限定我が家の柿入り白和え

白和えについては、「大変好き派」と「そうでもない派」に分かれる我が家。子どもと私は前者で、主人は後者。主人の母は、料理が大変得意とは言い難い。遠慮がちに表現すれば、だけれど。素材の味を生かした(?)食生活だったようで、手の込んだ料理はそれほど喜んでくれない。白和えより、冷奴とほうれん草のおひたしが別々に出たほうがいいそうだ。 それにはお構いなく、我が家には食卓に白和えが並ぶ。柿入りの白和えを初...

広島・長崎の気持ち

原発と、放射能の話題が連日ニュースになる。もっともなことだ。健康への影響、子どもたちの将来。エネルギーの今後。誰でも、大きな不安と心配を抱える。 先日、広島で育ったという方にお会いした。戦後の広島で育った方だ。今回の東日本大震災のことや、放射能について話題が及ぶと、「放射能、放射能と騒ぐが、我々が受けてきた放射能をどう思っているのか、という問題もある」と言われた。 広島でも長崎でも、原爆が...